志望理由書(Statement of Purpose)の構造と内容
要約
- 文章の構成と構造に注意を払う
- 入学審査委員会があなたを入学候補者として考慮するよう説得力のある内容にする
- 特定のプログラムへの志望理由と、そこで達成したいことに焦点を当てる
本記事では、前回の志望理由書に関する記事に続いて、さらに詳しく志望理由書について説明します。前回は概要を説明しましたので、今回は構造についてより詳しく見ていきましょう。
全体的な構造は明確で、あなたの研究計画の中心となるものである必要があります。一般的に、序論、本論、結論の3部構成となります。時系列に沿って、序論で過去、本論で現在の計画、結論でキャリアプランを詳しく説明するとよいでしょう。
序論
この部分では、志望理由書の核心を述べるべきです。このプログラムを通じて達成したいこと、短期目標と長期目標を具体的に記述します。志望理由書の目的は、あなたが有望な候補者であるだけでなく、プログラムで成功し、貢献できる適任者であることを入学審査委員会に納得させることです。
本論
本論では、なぜこの特定のプログラムに志願するのかを説明します。専攻分野を学ぶことを決めた理由や、その分野に情熱を持つようになったきっかけを例示して始めるとよいでしょう。学術経験についてより詳しく説明し、研究プロジェクトで何を行い、何を学んだかを述べます。学術的な成果がある場合は、それについて詳しく説明すべきです。
CVに記載されている経験を単に繰り返すのではありません。入学審査委員会が求めているのは、あなたの志望理由書の真摯さ - そのプログラムで大学院教育を追求することにどれだけ真剣であるかです。学術的な成果と準備、そして実践的な経験に焦点を当ててください。
結論
結論では、なぜこの特定のプログラムに志願するのかを説明する必要があります。すべてをまとめ、読者があなたについてもっと知りたいと思うように締めくくります。あなたの専門分野の専門家が直面している現在の課題や、その分野により深く関わりたいというあなたの熱意について語ることもできます。
この記事があなたの役に立つことを願っています。以下は、志望理由書を編集し校正する際の自己評価リストの一部です。
自己評価
- 序論でSOPの要約を行いましたか?
- 結論は説得力のある内容になっていますか?
- あなたの経験は詳細とともに説得力のある内容になっていますか?
- なぜあなたが同級生よりも優れているのかを読者は理解できますか?など
米国の大学院出願のステップについては、今後の記事でさらに詳しく説明していきます。
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