若手研究者の健康と研究のバランス
新任助教授として2年目を過ごす中で、研究室の運営と学生の指導に奮闘しています。
幸いにも、情熱的な学生たちと出会い、楽しく研究室を立ち上げることができました。最近になって、焦りを手放し、学生たちの成長を見守ることの大切さに気づきました。
しかし、私の焦りが学生たちに伝染したのか、彼らも自分の人生に焦りを感じているのか、健康よりも日々の進捗に神経を使い、徹夜する学生たちを見ると心配になります。教授として熱心に取り組むよう助言し、厳しくフィードバックを行いますが、同時に徹夜はしないよう注意しています。
私自身も同じように徹夜をしてきました。経験者だからこそ言えることですが、健康管理は非常に重要です。研究は長距離走だと言われますが、それは修士課程や博士課程だけでなく、教授への応募、企業就職、管理職、役員、社長、そして親になるまで続きます。研究は人生の一部であり、健康を長期的に3番目以下の優先順位にしないでください。
これは自分自身への戒めでもあります。病院は近すぎるほど身近で、周りには若くして健康を害し、研究を続けられなくなった人が多くいます。健康であることが何よりも大切です。実験を代わりにしてくれる人はいても、代わりに病気になってくれる人はいません。新年は、より健康に研究に取り組みましょう。
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