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地居国の採用後記:研究をよくすれば、研究で評価される。

投稿日: 2024年10月16日14:12

著者: キム博士ネット

研究業績が評価される:若手教授の経験談

はじめに

初めまして。この度、地方国立大学の助教授として採用された新米教授です。

長い博士課程で最大の敵である不確実性と不安に直面している後輩の皆さんに、少しでも希望や動機付けになればと思い、この記事を執筆しました。私が伝えたいメッセージは、'研究を頑張れば、研究で評価される'ということです。

経歴紹介

簡単に自己紹介をすると、機械工学分野でソウル・首都圏の大学で学士・修士・博士を全て修了し、来月から海外でポスドク1年目を迎えます。実は応募時点でポスドク経験は8ヶ月ほどで、教授採用基準からすると高い学歴ではないため、大きな期待はせずに応募しましたが、運も味方してくれたようです。

早期採用の理由

比較的早い時期に採用されたのは、'論文実績'が理由だと思います。大学によって多少異なる可能性はありますが、国立大学は論文実績を徹底的に定量化しているという印象を受けました。私は直近4年間で6編の筆頭著者論文を出版しました(上位1%以内1編、5%以内1編、20%以内4編)。専門分野において、就職活動中の博士の中で私より実績が良い人は1-2人しか見たことがありません。

若手研究者へのアドバイス

研究活動を楽しみ、卒業後も学術界や研究機関で働きたいと思っているなら、黙々と自分の持ち場で論文実績を積み重ねていけば、私のように良い機会は必ず訪れます。もちろん、採用分野との適合性など、運が必要な部分もありますが、研究を頑張れば、研究で評価してくれる機関に応募することになるでしょう。

学歴と研究環境

名門大学院は良い研究環境を持っている可能性が高いです。それは本当に素晴らしい機会です。研究に邁進してください。より多くのことを成し遂げられるはずです。逆に、学歴が低いことを心配しているなら、学歴で評価されないように研究に邁進してください。大学院で学歴で評価されたいと思う人は、自分の研究能力に自信がない人です。

結びに

個人的な経験と考えを答えのように語ってしまい恥ずかしい気持ちもありますが、少しでも慰めや動機付けになれば幸いです。私は研究費を横領せず、大学院生(入学してくれれば)を苦しめない教授として、これからも成長していきたいと思います。ありがとうございました。

タグ: #学界経歴, #教授採用, #研究業績

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