研究者の経験談:個人的な視点から
注:これは私個人の経験に基づいた話です。偏った見方かもしれませんが、ご了承ください。
私は科学高校卒業後、学部4年、修士2年を経て、現在専門職6年目の未婚ですが、アラサーの女性です。
1. 成績と研究能力
私は一流の高校出身で、成績も上位10%以内でしたが、修士2年間で論文一本も出版できませんでした。
2. 余裕と研究能力
修士時代、両親からは「お金を稼ぐのが大変だから、勉強はほどほどにして働きなさい」と言われました。そのため、早く研究成果を出して、自分が研究という「贅沢」をする価値がある人間だと証明したかったのです。
しかし、勉強を頑張れば良い成績が取れるように、研究を頑張れば良い成果が出るわけではありませんでした。努力したにもかかわらず、他の研究者に先を越されてしまいました。
結論:余裕がないと研究を諦めてしまいがちです。 1. 家庭に経済的余裕がある 2. 親が教授で理解がある 3. 鈍感な性格
が有利です。
重要なメッセージ: 自分がその場所にいる価値があるかどうかを証明する責任は、あなたにはありません。自分を試そうとしないでください。
3. 研究テーマと研究室の選択
研究生活のパートナーを選ぶようなものです。運次第の面もありますが、後悔しないためには、できるだけ多くの情報を集めて選択することが大切です。卒業が半年や1年遅れても、慎重に選んだ方が後悔は少ないでしょう。
4. 教授になった先輩/同期/後輩を見て感じたこと
正直、頭の良さだけで決まるわけではありません。教授になるまで待てる人が教授になるようです。余裕が重要です。また、研究のトレンドも重要です。
5. 博士課程を中退した先輩/同期/後輩を見て感じたこと
必ずしも能力が低いわけではありません。むしろ、自分の研究に疑問を感じるほど賢い人が辞めることが多いようです。
6. 学歴アップグレードと大企業就職を目指すなら博士課程を強くお勧め
6年間の収入を失うことを惜しむ人もいますが、長期的に見れば博士号の価値は大きいです。
7. 研究者について
研究をしていると、自分の研究がうまくいかない理由を他の人よりもよく知るようになります。研究とは、99の失敗の中から1つの成功を見つける過程です。
8. 人それぞれの博士の重み
博士号に対する基準が高すぎて諦めてしまう人もいます。しかし、ある人にとっては単なる資格に過ぎません。重荷に感じすぎると完走できません。
9. 自分を喜ばせるものを大切に
良い論文を読むと胸が躍り、いつか自分もこんな研究をしたいと思ったものです。研究が上手くいかなくなると、この努力を社会で活かせば成功できると思いました。しかし、今でもあの時の興奮に匹敵するものを見つけられていません。
10. 研究は不思議の国
頑張っていた友人は結果が出ず、ゲームばかりしていた友人は早く博士号を取得して大企業に就職しました。人生は予測不可能です。
11. 人生も不思議の国
博士課程を中退したからといって失敗するわけではなく、早く修了したからといって成功するわけでもありません。長い人生の中で、予想もしなかった出来事に遭遇することがあります。
これが私の長い経験談でした。最後に素晴らしい言葉を残したいのですが、うまく思いつきません。思いついたらまた追加します。
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