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研究・教育への情熱を失った工学部の教授たちへの皮肉なメッセージ

教授陣への匿名の批判

尊敬する教授の皆様がお読みになるかどうかわかりませんが、直接お話しするのは様々な理由で難しいため、匿名性を借りて少し皮肉を込めて批判させていただきます。この文章をきっかけに、皆様のお考えが少しでも変われば、学界にとって有益だと思います。

自己紹介

簡単に自己紹介をさせていただくと、私は地方国立大学で学士・修士・博士課程を修了し、同大学に採用された30代半ばの3年目の助教授です。研究室は今や博士課程の学生4名で順調に運営されています。

教育と研究の成果

教育面では優秀教員にも選ばれ、良い評価を得ています。おそらく、教育と研究の両面で私自身が直接 '答えのない' 時期を経験したからこそ、その成長過程の記憶をもとに愛情を持って教育できているのだと思います。

最近の学生に対する批判への反論

  1. '最近の学生は愚かだ'
  2. 最近の学生は、むしろ競争が激化した高等教育を受け、社会現象を直接経験して賢くなった 'プロダクト' です。
  3. 教育課程の変更により、物理や化学を十分に学んでいない場合があるのは事実ですが、これは学生の問題ではなく教育システムの問題です。

  4. '最近の学生には情熱がない'

  5. 学生の情熱を削ぐのは我々の行動です。研究以外の雑務に時間を費やさせ、その後で成果を求めるのは矛盾しています。

  6. '最近の学生は自主的に研究できない'

  7. 学生は学ぶために来ているのです。我々の役割は方向性を示し、一緒に考えることです。

  8. '最近の学生は論文を読まない'

  9. 読みたくなるように導くのが我々の仕事です。論文の数が膨大な現代では、適切な指導が必要です。

  10. '最近の学生はお金にこだわりすぎる'

  11. 学生も教授も同じです。より良い環境を求めるのは当然のことです。学ぶ価値のある環境を作るか、適切な報酬を提供するかの選択です。

結論

若手教授の努力を批判するのではなく、現代の学生を教育する我々の役割を再考する必要があります。

タグ: #大学教育 #工学教授 #研究倫理