韓国語能力試験(TOPIK)について
韓国語能力試験(TOPIK: Test of Proficiency in Korean)は、韓国教育部の国立国際教育院(NIIED)が主管する試験です。この試験の目的は、韓国語を母語としない人々の韓国語能力を評価し、韓国語の使用を促進することです。
TOPIKの種類
TOPIKには2種類あります:
- TOPIK I:初級レベル
- TOPIK II:中級および上級レベル
得点によって1級から6級までのレベルが決定されます。以下は各レベルの得点範囲です:
| 種類 | TOPIK I | TOPIK I | TOPIK I | TOPIK II | TOPIK II | TOPIK II | TOPIK II | TOPIK II | |------|---------|---------|---------|----------|----------|----------|----------|----------| | レベル | 不合格 | 1級 | 2級 | 不合格 | 3級 | 4級 | 5級 | 6級 | | 得点範囲 (点) | 0~79 | 80~139 | 140~200 | 0~119 | 120~149 | 150~189 | 190~229 | 230~300 |
試験の構成
TOPIK I
- 聴解と読解の2セクション
- 各セクションは多肢選択式
- 聴解30問、読解40問
- 各セクション100点、合計200点満点
TOPIK II
- 聴解、読解、作文の3セクション
- 聴解と読解は多肢選択式、作文は記述式
- 聴解50問、読解50問、作文4問
- 合計300点満点
作文セクション(TOPIK II)
- 文章完成型:短文での回答
- エッセイ型:
- 中級レベル:200-300字の説明文
- 中上級レベル:600-700字の論述文
試験実施について
- 年6回世界中で実施(1月は韓国のみ)
- 韓国国内62地域、海外86カ国250地域で実施
- COVID-19の影響で変更の可能性あり、公式サイトで確認が必要
TOPIKの活用
- ビザ取得に有用
- 大学入学や卒業の要件として使用
- 一般的に入学には3級、卒業には4級以上が推奨
- 大学によっては奨学金の条件として活用
自国でのTOPIK対策
- 公式サイトの'STUDY TOPIK'で過去問や無料講義を利用
- 世宗学堂(セジョンハクダン)で無料の学習教材を活用
- YouTubeや他のウェブサイトで学習リソースを探す
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